第6回 日経225先物という商品だけ徹底的に理解しろ

そもそも日経平均株価とは何か?

日経平均株価とは日本経済新聞社(日経新聞)が東証1部の中から日本を代表する企業で活発に取引されていて流動性の高い銘柄225社を選んで平均した価格を指します。日経225(にっけいににご)とも呼ばれています。つまり日本経済の景気を判断する時に重要となる一つの指標です。この計算方法は株式分割なども考慮しているので単純な平均値では無いですが、平均値であることは変わりが無いので株価の高い銘柄の値動きにどうしても左右されやすいことは覚えておいてください。対してTOPIX(トピックス)は東証1部に上場している約2,200の全銘柄の指数です。その他にもJPX400、ジャスダックインデックスなど指数がありますが特に知る必要はありません。皆さんは日経225のみ知っていれば何も問題ありません。また、どんな銘柄がこの指数に採用されているのか知っていても構いませんが、知っているから利益を出せる訳ではありません。また、知らなくても利益を出すことはできます。時間がある時に知識程度に調べておけば特に問題はありません。

日経225先物とは何か?

では日経225の意味は判ったけど225銘柄の平均株価をどうやって「売ったり」「買ったり」するの?と思いますよね。登録されている225社の株を1株ずつ買えばいいの?少し詳しい方なら1株が500円で最小単位が1,000株の会社であれば1社で50万円かかるし225社だと一体全体いくらになるの?と思いますよね。そんな面倒なことはしなくてもこの指数を売買することが誰でもできるのでご安心ください。

簡単に説明するとこの指数が「上がるのか?」「下がるのか?」について取引することになります。

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資金はいくらぐらいあれば始められるのか?

日経平均を売買する方法は大きく別けて2つあって1つは「日経225先物」(日経ラージと呼んでいる人もいます)です。

「日経225先物」(日経ラージ)

日々の取引時間が終了するとあるルールで計算されるのですが、2017年7月3日は最低単位の1枚の売買に必要な資金は66万円です。価格は10円単位での売買となりますが、例えば20,000円で1枚買った場合は10円上がって20,010円で売却すれば利益は10,000円(手数料についてはここでは省きます)となります。つまり実際には1,000倍の金額を動かしていることになりますが、PCやスマホの画面でポチッとするだけなので判りにくいと思います。「日経225先物」を20,000円で1枚を売買するということは2,000万円分の取引をしていることになります。約30倍のレバレッジが効いていることになりますので予想した方向に動けばあっと言う間にお小遣いGetです。しかし自分の思惑と逆の方向に例えば100円動いた場合には10万円の損失となります。かなり大きなリスクになりますので慣れない間は少し不安になりますよね。

おすすめは「日経225ミニ」

私がおすすめするのは2つ目の方法である「日経225ミニ」です。これは何がミニなのかというと1枚当たりの金額が「日経225先物」の1/10となりまして2017年7月3日なら1枚の売買に必要な資金は66,000円です。こちらは5円単位で売買ができます。仮に20,000円で1枚買って20,015円で10分後に売却できれば利益は1,500円(手数料の計算は省いてます)です。10分1,500円ならバイトの時給よりいいと思いませんか?こちらは100倍の金額を取引していることになるので実際は20,000円でミニ1枚を売買することは200万円分の取引をしていることになりレバレッジはラージサイズ同様に約30倍で効率良く資金を使うことができます。もし自分の予測と逆に100円動いたとしても損失は1万円なのでショックではあると思いますが、立ち直れないほどのダメージを受けることは無いと思います。
どうですか?お小遣いを最小限のリスクで稼ぐにはピッタリの方法だと思いませんか?くれぐれも100万円程度の資金でラージサイズの取引をしないでくださいね。一瞬で全てを失う可能性がかなり高いですよ。
どちらにしても現物取引であればラージサイズなら資金が2,000万円、ミニでも200万円必要になりますが、日経ラージであれば66万円、日経225ミニ6.6万円の資金で参加できるので有効にお金に働いてもらうことができます。

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取引には清算期限がある

私は短期売買をリスクコントロールの観点からおすすめしますが、現物と大きく違う部分として期限の概念があります。簡単に説明しますとラージサイズの「日経225先物」は3月限(さんがつぎり)、6月限(ろくがつぎり)、9月限(くがつぎり)、12月限(じゅうにがつぎり)と3ヵ月単位で清算する期日が異なる商品が同時に売買されています。ミニの場合はこれと別に毎月限月があります。ではどれを選べばいいのか判らないと思いますが、これも何も考える必要はありません。
ミニの場合でも今から最も近いラージサイズの限月(げんげつ)の売買を行います。理由は最も取引量が多く高い流動性があるからです。精算タイミングは各限月ともに3月、6月、9月、12月のそれぞれ第二金曜日の現物株の日経225平均の始値となります。
少し具体的に仕組みを説明します
2017年9月限のミニを20,000円で1枚買い建てで持っていたとします。
この商品の最終清算期限は2017年9月8日となります。ニュースでSQ(エスキュー)といっているのはこの精算日のことです。3月、6月、9月、12月のSQをメジャー・エスキューと呼び、その他の月のSQはマイナー・エスキューと呼ばれています。
2017年9月限の最終売買は前日の9月7日の日中取引が最後となります。このタイミングを超えて清算しないで持っていた場合は翌日のSQ値で強制的に清算されます。仮にSQ値が20,050円であった場合は5,000円の利益となります。逆にSQ値が19,970円であった場合は3,000円の損失確定となります。最初は淡い期待を持ってしまって損切りを確実にできないかも知れないですが、このSQがあることによってもし思惑と反対方向に動いて損切りできて無くても強制的に決済されるのでズルズルと損が拡大することはないですよ。
実際にはSQの週は荒れる(大きく上下する)場合がありますので最終週まで持ち越さずに清算することをおすすめします。当該週は取引はほどほどにして本業に精を出して株は様子見をしましょう。SQを通過してから次の限月(この場合だと12月限)の取引を開始することをおすすめします。ただし金曜日なので土日のリスクを考えると一旦お休みして十分リフレッシュして翌週からの参加でいいと思います。

深夜営業もしている?

テレビのニュースなどで「今日の日経平均株価は昨日より○○円値上がりして・・・」というセリフを良く耳にすると思いますが、では何時から何時まで営業(売り買い)しているのでしょうか?
メインとなる東京証券取引所は午前中は9:00から11:30、午後は12:30~15:00までとなっていて現物取引、信用取引の売り買いはこの時間に行われます。ニュースで伝えている終値とはこの価格を言っています。
対して「日経平均ミニ」(日経平均225先物のラージサイズも同じ)は8:45~15:10までを日中取引と言って昼休みはありません。また、夜間取引(ナイト・セッション)もあり16:30~翌日の5:25まで開いてます。日中は15:15、夜間は翌5:30までの最後の5分間をプレ・クロージングと言って注文しかできません。
この5分間は板寄せ(いたよせ)と言って「売りたい人の注文」「買いたい人の注文」がいろいろな値段に入って注文が交錯しています。あまり覚える必要は無いですが様々な思惑で価格も数量も凄いスピードで変化している中で引け値(終値)を一定のルールで決めます。
まずは売りと買いの成行注文を成立させます。「買い注文」は高い価格から「売り注文」は安い価格から順番に取引を成立させていきバランスが取れた値段が終値となります。特に日経平均に寄与度が高い「ファーストリテイリング」「ファナック」「ソフトバンク」「東京エレクトロン」「KDDI」が決算などを15:00過ぎに発表した時は目まぐるしく変化します。余談ですが最初の頃はこの引け間際には注文は出さない方がいいですよ。なぜなら、直前の価格の上下8%の値幅が許容範囲とルールで決まっているので、理論的には20,000円で15:10にプレ・クロージングが終わっても引値が21,600円または18,400円もあり得ます。逆に考えれば15:00頃に参加して15:15には10,000円の利益を得ることも十分に可能です。時給換算したら40,000円!?

ここでのポイントは、現物と違って営業時間が長いのでサラリーマンであれば自宅に戻ってからでも取引に参加できるということです。

意外と大切な流動性

これが意外と重要なポイントですよ。一日に取引される株数が少ないマイナーな株を買ってしまうと後でとんでもない目に遭います。例えば、午前9時に取引スタートしても気配値だけで実際の売買は成立せずに時間だけが過ぎていきます。このような状態だともし取引が成立しても思いもよらない価格で成立する可能性があり大きく損失をだす場合があります。中長期の投資では無く短期で結果を出す必要がある「お小遣いGet作戦」はいつでも売買できる流動性の高さもとても重要なポイントとなります。

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